管理監督者に対してメンタルヘルス対策を行うことは、とても重要で、メンタルヘルス推進に大きく影響を与えます。
今日は、当所が行っている管理職の方向けのメンタルヘルス研修内容をお知らせします。
職場でメンタルヘルスケア活動を行う理由
職場でメンタルヘルスケア活動が重要であることについて、以下の3つの理由があります。
①健康の保持増進活動のため
②労働の質の向上と職場の活性化のため
③企業活動のリスクマネジメントのため
まずはこの三項目の理解を目標にします。
代表的な心の病
①うつ病
うつ病は、最悪の場合自殺の危険性があります。
職場のストレスが原因となることもあり、職場で多く見られます。
これまでは、真面目で几帳面といった性格で特徴づけられるメランコリー神話型のうつ病が職場でうつ状態の中心でしたが、近年30歳前後に発症が多く見られる「新型うつ病」が増加しています。
また、アルコール依存症は、遅刻・欠勤、業務効率の低下、ミスによる生産性の低下、人間関係の悪化、飲酒運転などの事故につながります。
管理監督者への教育研修の実施方法のポイント
ラインに対する教育研修の実施方法については、階層に応じて内容が異なります。
①取締役 企業責任の内容が中心
②中間管理職 事例やロールプレイングが中心
③新任管理職 管理監督者自身のケアが中心
実際の事例を取り上げる
当初の研修では、実際の事例を取り上げることが多いです。
それにより、幅広い意見を得ることができます。
ただし、事例が一般的でなかったり、事例検討で意見の収集がつかなくなることがあります。
研修者がうまく調整を図りながら、研修を進めていきます。
管理監督者への研修項目(例)
「メンタルヘルス指針」に記されている次の11項目を中心に組み立てています。
①メンタルヘルスケアに関する事業場の指針
②職場でメンタルヘルスケアを行う意義
③ストレスおよびメンタルヘルスケアに関する基礎知識
④管理監督者の役割および心の健康問題に対する正しい知識
⑤職場環境等の評価および改善の方法
⑥労働者からの相談対応(話の聞き方、情報提供および助言の方法等)
⑦心の健康問題により休業したものの職場復帰への支援の方法
⑧事業場内産業保健スタッフ等との連携およびこれを通じた事業場外資源との連携の方法
⑨セルフケアの方法
⑩事業場内の相談先および事業場外資源に関する情報
⑪健康情報を含む労働者の個人情報の保護等
————————-
とくほ社会保険労務士事務所では、メンタルヘルス対策について
①メンタルヘルスについての問題が起きる前
②兆候が見えたとき
③メンタル疾患者が出たあと
各場面に応じて、社員への教育研修、休職規定の整備、休職者への対応など様々な支援を行っています。
サービス詳細については こちら
よりよい会社になるために、お手伝いできることがありましたらご連絡ください。
初回相談は1時間無料。対面でもZoomなどオンラインでも承ります。