給与の支払サイトは、企業ごとに就業規則で取り決められています。
10日締、15日締、20日締、末締・・・。残業代のみ翌月払など、各企業のやり方があります。
給与計算あるあるだと思いますが、勤怠締めから給与振込日までどのくらい稼働日が確保できるかにより、給与計算の忙しさが決まります。
以下、私の経験も交えながら2つの例をお話します。
末締めの25日払
末締めの25日払の会社は、2021年2月の場合、25日は平日なのでこの日に給与が支払われます。
逆算すると、3営業日前の2月19日には銀行送信を済ませたいですね。(もっと遅らせる方法はありますが、ここでは省きます)
勤怠は、月の初日にきちんと入っていることはまずないので、5営業日くらいまでの間に、休暇や残業を入れてもらったり、手作業で集約することになります。
勤怠が一応確定するのが2月8日、銀行送信日の前日には確定させたいなと思うと、8営業日くらい、確認やイレギュラーな方の作業に当てられます。
2月は人事移動や昇給昇格などのイベントが少なく、今年に関してはカレンダーの並びも良いので、比較的ゆっくりと確認できます。
これが、15日締25日支払いだと、どうでしょう?
銀行送信日の2月19日は変わらず、15日までの勤怠を2月16日から18日までの3営業日で、入力、集約、確認、完成させることになります。
担当者には給与計算以外にも業務があり色々と社員の方からのお問合せがあり、その合間を縫って必要事項を確認します。末締めよりもだいぶタイトなスケジュールになってきました。
2月はまだましです。
2021年の4月は、4月25日が日曜日なので給与支払日は23日。
4月20日銀行送信、16日から20日の間に、給与を完成させなくてはいけません。3月4月は異動や入退社も多く、昇格などの機密事項はギリギリまで担当者に降りてこないなど、胃が痛くなるような日々になります。
そこで給与計算のアウトソーシングが一つの選択肢になります
給与計算は、月々必ず発生する重要な業務ではありますが、積極的に企業の業績の向上につながるかというと疑問があります。
また、給与という性質上、社員間で情報をオープンにするわけにはいかないので、簡単に分業もできず、担当者がカレンダーに応じて頑張る、そんな企業様が多いのではないでしょうか。
その工数を、業績に直結するような業務に割けるよう、社会保険労務士がお手伝い致します。
とくほ社会保険労務士では、給与ソフトを使用し最新の法改正もフォローしながら、給与計算を受託させて頂いております。
導入時にはお客様と打合せを重ね、最適な方法で、安全に受託して頂けます。
ご興味を持たれましたら、ぜひ下記にてお問合せ下さい